「つまらない」という検索キーワード
最初に
グーグルのサーチ・コンソールを眺めるのが趣味だ。その中で気になる検索流入キーワードがある。
「つまらない」という言葉だ。
もちろんこのキーワード単独で私のブログ記事が引っかかるわけではなく、だいたいは作品名と一緒に記載されることが多い。
具体的に言えば「ヤンジャン つまらない」とか「キングダム つまらない」とか「テラフォーマーズ つまらない」とか「進撃の巨人 つまらない」とか「はじめの一歩 つまらない」とかそんな感じだ。
具体的な作品名を書くかどうか迷ったが、とりあえず想像がしやすいようにそうした。
現実的にこれらの作品は全盛期に比べると、盛り上がり的には、現状は階段の踊り場にいる感じはする。
けれど、ひとつだけ言いたいことがある。
私はそんなことは書いていない。
思っているかどうかは、ともかくとしてブログにそんなことは書いていない。そんな記事は書いていない。
最近のヤンジャンはつまらないだの、キングダムは面白くないだのそんなことはいっさい書いていない。
なのにこの言葉で多数の集客がある。
グーグルが気を利かせて、こいつはxxxという作品が面白くないと思っているに違いない。だから、このページを紹介してやれ、ということだろうか。
余計なお世話である。
個人的にはやめてほしい。つらいところである。
そんな気持ちを検索者と共有したいと私は思っていない。
なぜやめてほしいのか
何故やめてほしいのか。それはこんな理由がある。
サーチコンソールをのぞいている以上、やはり今後の文章になにか役立てたいと思って見ているわけだ。
そこで 「xxx つまらない」がたくさん検索結果としてヒットして流入があると、xxxはいかにつまらないかを書きたくなる。それを書くと受ける気がしてくるからだ。悪魔が私を誘っている。
そんな誘いやめてほしい。地獄に堕ちろと、誘われているわけだ。
作品のつまらなさを喧伝してブログのアクセス数をかせぐ誘惑に引き込まれそうになる。なので作品名+つまらないで検索することを皆様にやめていただきたい。
SEO的な強さなど私はもとめちゃいない。
つまらないという名の暗黒大陸
サーチコンソールを使う際に気にしなければいけないことがある。それはネガティブワードの取扱についてだ。ネガティヴなワードはともすれば多くのアクセス数を稼ぐことが出来る。
お笑い芸人の誰それがつまらないとか、今季のアニメがつまらない、ドラマがつまらない、彼氏がつまらない、ユーチューバーがつまらない、iPhoneアプリがつまらない、仕事がつまらない、毎日がつまらない。言い出したらきりがない。
いや実のところ、私はけっこう楽しい毎日を送っている。
つまらないという言葉は言えば言うほど深みにはまっていく暗黒大陸でしかない。できるだけ目をそむけて、違う言葉に言い換えて、逃げ出すしかない。
それがつまならいに対する対処法ということだ。
つまらないと思ったら楽しいことをたくさん想像しよう。
私は楽しいインターネットライフを求めている。
楽しい人生を求めている。
それでは。