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Tumblrが検索エンジンに弱いのは何故か

Tumblrとは

 Tumblr(タンブラー)という名前のWEBサービスがある。画像や動画を貼り付けたり、ブログやミニブログ代わりとしても使うことが出来る。

 ちょうどWEBサービスとしてはブログサービスとSNSサービスの中間に位置する立ち位置となっている。

 インスタグラムのように画像や動画、音声を投稿したり、Twitterのように短文を投稿したり、はたまた通常のブログのように文章を投稿したりも出来る。

 また同時に、他のユーザーをフォロ出来るのでタイムラインに色々な情報が賑わったりもする。

 気に入った記事をリブログ(TiwtterでいうところのRT)やスキ!(Facebookでいえばイイネ)をしたりも出来る。

 テンプレートを変えることにより、外観を変えたりもできる。もちろん検索で探せば無数の無料テンプレートもたくさんある。

 簡易的な説明だけをすれば、かなりイケているサービスのように感じるが、実は大きな欠陥も抱えている。

 

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TumblrSEOに弱い

 Tumblrはひどく検索エンジンに弱い。YahooでもGoogleでも検索上位にあまり表示されたりしない。

 別にFacebookのように意図的に、検索結果から排除されている、というよりは単純に検索結果として、弱い。

 いやTumblrが日本でロンチされたのは、本国の2007年から遅れること4年後の2011年ということもあり、日本語での記事が単純に少ないだけかもしれないが、やはりどう考えても、検索結果の上位に表示される記事が他の無料ブログなどと比較して、極めて少ないように思える。

 それははやりTumblrという存在がSEOにたいして効力を発揮していないように感じられる。

なぜTumblr検索エンジンに弱いのか

 私は過去に何度か、Tumblrを利用したことがある。その結果として、やはりTumblrSEOに弱いサービスだな、と感じた。

 理由としては4つほど考えられるので、とりあえず列記していきたい。

 

1. デフォルトテンプレートのHTML記述がまるでダメ。

 これは私が最初にTumblrを使ったときの感想でもあるけれど、最初に選べるテンプレートのHTMLの記述がまったくもってSEOを考慮されていなかった。

 おそらく初期のTumlrにおいてSEO施策というものの存在にすら気がついていなかったからではないか?と思っている。

 私が最初にTumblrを利用したのは2012年ごろと思われるが、当時のTumblrのテンプレートでは記事ごとにtitleタグを分けるということすらしていなかったと記憶している。このため、私はテンプレートのHTMLタグを書き換えたことを覚えている。

 当時はGoogleアルゴリズムも今ほど賢くなかったためtitleタグは今よりもはるかに重要な地位を占めで、これはかなり致命的な結果を生んでいたと思う。

 現在、Tumblrを新規でスタートさせて、そのテンプレートを確認してみると、以前よりも工夫がされているがそれでも最善とは言い難い。私がTumblrを再度利用することがあるならば、デザイン部分ではないHTML部分を大きく書き換えることを確実にするはずだ。無料テンプレートも同様にいくつかダウンロードしてみたが、残念ながらSEOに考慮されているとは言い難いテンプレートが多かった。利用者側にSEOにHTML部分においてSEO的な知識がなければ、SEO戦略をからめてPVを稼ぎたいと考えているユーザーにとってはTumblrは利用しにくいサービスであることに変わりはないと思う。

 Googoleのアルゴリズムは以前よりはるかに進化し、titleタグの影響範囲はかなり縮小しているとはいえ、文章を書いて集客を考える場合は少なくともTumblrはメリットよりデメリットが大きいサービスと考える。

 

 → 文章を書いてSEO集客を考える人で、SEOの理解に基づいてHTMLタグを自ら変更できない人はTumblrを利用しないほうがよい。

 

2. サイトの構造がSEO向きではない。

 これは具体的な言葉にすることが若干難しく、抽象的な指摘となってしまうが、なんとか言葉にしてお伝えしたい。

 ページ数が多いサイトのSEOを考える場合、サイト構造がかなり重要な存在となる。サービスに成功してしまえば、サイト構造の方もGoogle側である程度忖度(そんたく)してくれる(少なくとも成功しているSNSサービスはそう見える、というかGoogleアルゴリズムに組み込まざるえない)が、だいたいの大規模サイトにおいて、ページ数増=サイトの検索増となっていない時は、サイト構造について失敗していることが多い。

 とはいえ大規模サイトとなった場合に、サイト構造の失敗が大きく顕在化しているだけで、ページ数が少ないサイトでもサイト構造の失敗は普通にあるし、気がついていないだけとなる。

 実場無料ブログではこの例にハマっているサイトが多い。無料ブログとして対応するサービスを提供していても 

 

通常、どんなに複雑なサイトでも3枚のページを基本に作られていることが多い。

 具体的には以下の内容となる。

a.トップページ

b.まとめページ(カテゴリページ)

c.記事ページ’(詳細ページ)

  この中でもっとも取り扱いが難しいページがb.まとめページ(カテゴリページ)となる。サッカーで言えばここはトップ下もしくはボランチつまりパスの出どころのような心臓部のような存在だ。

 このページさえきちんと処理できれば、多少の失策を取り返すことは難しくない。このページをうまく取りあつかえる人こそがSEOを制すと言っても言い過ぎではない。(SEOを制したからと言って、WEB集客を制すとは言っていないことも合わせて付け加えておきたい)

 

 Tumblrではこのb.まとめページ(カテゴリページ)の取り扱いがかなりうまくない。

  いわゆるカテゴリページをデフォルトで持ち合わせていない。

 基本的には無料ブログや通常の無料WEBサービスでは、このページの取り扱いが下手というか雑なサービスが多いため、その意味ではデメリットにもならないのかもしれないが、Tumblrにおいてはそもそもカテゴリページがないため、タグを利用してこれの代わりとしている。

 Tumblr利用者のタグの使い方、もしくは自らまとめページを作ることのどちらかをつまりSEOの勘所をユーザー側に委ねている。

 

 → やはりサイト構造の心臓部のSEO的な設計もTumblrはあまり考慮されていない作りとなっている。

 

3. SNSサービスに近いGoogleのサイト評価

  GoogleTumblrサービスの評価については私のすべて想像となることを最初にお伝えしておく。

 Tumblrのサイト構造について2でも少し書いたが、実はかなり独特のものだ。

 通常のブログサービスのようなカテゴリページを持ち合わせていない。タグ付けによりカテゴリページ的な扱いをしている。

 これはブログサイトとすると致命的だが、タイムラインを主とするSNSと考えるならば一般的な考え方のようにも思える。

 けれどもそれはサービスはTwitterやインスタグラム、フェイスブックのように活発ならば良い状態と呼べるだけで、現在のTumblrについては良い状況とは考えにくい。

 サイト構造のみがSNS的で、サイトが活発でない現状ではGoogleアルゴリズムではもっとも評価されにくい状況にあると私は考えているからだ。

 一つだけ誤解があるといけないので、お伝えしなければならないこととしては、SNSサイトだからGoogleが評価を下げる、ということはないのではないかと思っている。ただしSNSサイトは独特なサイト構造を持っている場合が多く、通常のままではアルゴリズム上の評価は低いように思える。が、一部活発なSNSに関しては逆に、Googleが、理由ややり方はともかく下駄を履かせる処理をしているように感じている。

 現状のTumblrはその中において、構造はSNSだが、あまり活況ではないため下駄は履かせてもらえないWEBサービスという扱いに感じている。

 

4. スタートダッシュに失敗している(上書きされないGoogleの評価)

 

 1と2の理由により、初期のGoogleでのアルゴリズム上の評価が極めて低かった、というのが私の見解だ。

 そしてサイトの独特の構造によりGoogleSNS的に扱われていると3で書いた。

 このGoogle上の評価はもう上書きされることはないのではないかと私は考えている。

 今どうか?ということも重要だけれども、Tumblrの日本でのロンチ直後、同サービス利用での集客を考えていたユーザーの期待は結果として大きく裏切られた。私もSERPs上でのTumblrについては大変がっかりせざるえなかった。

 これが何に結びついたかといえば更新のモチベーションの低下とTumblrの使用ユーザー離れだった。

 実はテンプレートをいじったり、投稿内容を工夫したりすることで知識のあるユーザーは1と2の問題を解決することはできたが、知識あるユーザーがわざわざ頑張ってまで自分で問題を解決することの意味をTumblrに見出すことはなかなかに難しかった。

 もちろん、SNSとブログの中間的なサービスで、単純に自分のタイムラインに他者の投稿が流れてくることは面白い試みだったとは思うけれど、少なくとも私にはその部分について興味深いとは思えなかった。

 じっさい「おすすめTumblrサービス○○選」みたいなものをまとめてあるサイトを見ると、結構古いサイトが多く紹介されている。(そもそもその記事が古いということもあるが、新しい記事がすくない)

 そこで紹介されているtumblrサイトはすでに存在しなかったり、最後の投稿が何年も前だったりするものも多い。

 TumblrGoogleアルゴリズム的に言えば勝負付けのついた存在と言えないだろうか。

TumblrSEOに強いという記事はなんだったのか

 もちろんTumblrWEBサービスとして先進的で優れた部分や見どころはたくさんあったし、今でも魅了のあるサービスと言えると思う。けれど、そのストロング・ポイントはSEOとは別のところにあると私は考えている。

  Tumblrが日本でロンチされた直後、「TumblrSEOに強い」というような記事を書いている人が何人かいた。記事を書いた人の名前も覚えている。

 当時私もTumblrをテスト的に利用していたし、テンプレートもいじってみた。

 そこから導き出される結論は「少なくともSEOに知識のないユーザーがそのままTumblrを使えば、SEO的には地を這う」というものだった。

 このことから得た学びとしては、あんなひどいWEB記事を平気な顔をしてだせる人がいる、ということだった。

 まったくもって検証をしていないのか、それとも偽りと分かっていて書いたのか、あるいは逆にSEO以外の知識のあるプロ級の集客師だったのか、今となってはわからないが、少なくともテキストを書いてその結果をSERPsに表示させることをSEOと呼ぶならなば、TumblrSEO向きのWEBサービスではなかった。

Tumblrの代わりとして何を利用するべきか

 最後に、検索エンジン対策を考慮した上で、テキストを書いて集客を考えるならばそれに適したサービスがあるので、そのサービスをおすすめして、この記事を終わりにしたい。

 もちろん自分でドメインを取得してWordPress当たりでサイトを構築し、SEOに強いと呼ばれるテンプレートを利用することも素晴らしいが、これにはやはり追加で基本的なSEOの知識があったほうがよいと思うし、もっと手軽なWEBサービスがあるのでそちらを紹介したい。

 それはもちろん、「はてなブログ」。

 有料プランにして1.スマホ用テンプレートをカスタマイズ 2.カテゴリページにHTMLで説明文を追加、のこれら作業を行うとほとんど最強ではあるけれど、そこまでせずとも無料である程度充分な成果が期待できる。

 はてなブログの最大のメリットは普通に使うだけでSEO効果が高いこと。これはサイト構造においてSEOがかなり研究されているからだと思われる。

 

 最後になんだか、広告文みたいな文章があり、この記事の信憑性そのものを下落させかねない内容だが、特にはてなからは何もいただいていないので許してほしい。

 それでは。